冷蔵庫から発するファンの音、特に夜中に静かになるとその音が気になって眠れないと感じたことはありませんか?新しい冷蔵庫でも音が気になることがある一方で、長く使っている冷蔵庫の場合には「そろそろ寿命かも…」と不安に感じる方も少なくありません。この記事では、冷蔵庫のファン音がうるさくなる主な原因と、家庭でできる簡単な対処法をお伝えします。
冷蔵庫のファン音がうるさい理由とは?
冷蔵庫のファンが異常音を発する原因として、以下の主なポイントが考えられます。
1. ファンの摩耗による寿命
ファンが長期間使用されたことで摩耗し、音が大きくなっている可能性があります。一般的に、冷蔵庫のファン寿命は10年程度とされていますが、使用環境によってはもっと早く音が気になり始めることも。
2. ファンに霜が付着している
特に冬場や湿度が高い時期には冷蔵庫内部に霜が付きやすく、その霜がファンに干渉して音を発しているケースがあります。この場合、霜取りを行うだけで音が静かになることがあります。
解決策:霜取りの手順とポイント
もしファンの音が気になる場合には、まず霜取りを試してみましょう。霜取りは以下のステップで簡単に行えます。
- 冷蔵庫内の食品をすべて取り出す
食品が傷まないよう、クーラーボックスに入れておくと安心です。 - 冷蔵庫の電源を切り、コンセントを抜く
安全のため、必ず電源を切りましょう。 - 霜が自然に溶けるのを待つ
急いでいる場合は、ドライヤーの温風を軽く当てることで早く溶かせますが、直接当てすぎると故障の原因となるため注意が必要です。 - 水受けトレーの水をこまめに捨てる
霜が溶けると水がたまるので、トレーの水はこまめに確認しましょう。 - 霜取りが完了したら電源を入れ、食品を戻す
これでファンに霜が当たらなくなり、冷蔵庫の音が静かになるはずです。
改善されない場合の原因と対処法
霜取りをしても音が改善されない場合、ファン以外の部品が原因の可能性があります。ここでは、その他の考えられる原因とその対処法について紹介します。
1. コンプレッサーの異常
コンプレッサーは冷蔵庫の冷却システムを支える重要な部分です。異常がある場合、「ブーン」という低い音が持続することがあります。この場合、冷蔵庫の周りを掃除し、放熱を妨げているほこりやゴミを取り除くことが効果的です。
2. 制振材の劣化
冷蔵庫内部の振動を抑えるために使用される制振材が劣化していると、異常な振動や音が発生することがあります。制振材の劣化は自力で修理するのが難しいため、メーカーに修理を依頼することをおすすめします。
3. 冷蔵庫の設置場所
冷蔵庫と壁や家具が密着していると、音が増幅されて聞こえやすくなります。冷蔵庫の側面と壁の距離を保つことで放熱しやすくなり、騒音も軽減できます。
まとめ:冷蔵庫のファン音を小さくして快適な生活を!
冷蔵庫のファン音がうるさいと感じる場合、原因はファン自体の寿命や霜が付着していることが考えられます。霜取りを試すことで音が改善されることが多いため、まずはこの手順を実践してみてください。音が改善しない場合には、コンプレッサーや制振材の劣化、冷蔵庫の設置場所など他の要因も検討してみましょう。