引っ越しを考えているけれど、なかなか希望に合う賃貸物件が見つからないという悩みを抱えていませんか？条件にピッタリな部屋を見つけるのは簡単ではなく、妥協を強いられることも多いかもしれません。特に、家賃や築年数、設備面での折り合いをつけるのは難しいことが多いです。
そんな方に向けて、何度も引っ越しを経験し、日々物件を探し続けた私が、良い物件を見つけるためのヒントや工夫をご紹介します。
良い物件が見つからない原因
最初に、希望に合う物件がなかなか見つからない理由を考えてみましょう。多くの人が感じる問題は以下の通りです。
1. 家賃の設定が低すぎる
希望する条件に対して、家賃の設定が低い場合、希望通りの物件を見つけるのは難しいことがよくあります。一般的には、理想の条件に合う物件は予算よりも1万円程度高いことが多いです。全国の平均家賃は約55,000円ですが、都内の平均家賃は8万円以上になるため、特に都心で予算を低く設定すると、希望に合う物件を探すのは難しくなります。
2. 物件を扱う不動産会社が限られている
部屋探しで利用する不動産会社によっては、扱っている物件の数に大きな差があります。例えば、スーモやホームズなどの大手サイトは、複数の不動産会社から物件情報を集めているため、取扱い物件数が非常に多く、選択肢が増えます。物件数が少ない不動産だけで探していると、選択肢が狭まり、希望の物件に出会う機会も少なくなります。
3. 妥協点が多すぎる
理想が高く、妥協できない条件が多いと、物件探しは停滞します。例えば、「築年数」「間取り」「日当たり」など、多くの条件を完璧に満たす物件は少ないです。いくつかの条件を緩和することで、探しやすくなります。
良い物件を見つけるための方法
条件に合う物件を探すのが難しいこともありますが、少し工夫することで理想に近い物件を見つけやすくなります。ここでは、部屋探しを効率的に進めるためのヒントを紹介します。
1. 物件数が多い繁忙期に探す
物件数が増えるタイミングで探すのがポイントです。特に1月から3月は、不動産業界の繁忙期で、新しい物件が次々と市場に出回る時期です。この時期に物件を探すことで、希望に合う物件に出会える確率が上がります。
2. 希望する駅を少しずらす
家賃は駅によって大きく変わります。人気の高い駅周辺では家賃も高くなりますが、そこから1〜2駅離れるだけで、家賃がぐっと安くなることがあります。希望のエリアに固執せず、周辺駅も視野に入れて探すことで、良い物件が見つかる可能性が広がります。
3. 築年数にこだわりすぎない
築年数が古い物件の中には、リノベーションやリフォームが施され、内装が新築同様になっているものもあります。外観は古くても、中は非常にきれいな場合があるため、築年数だけで判断せずに探してみることをおすすめします。
4. 必要ない設備を見直す
物件の設備が充実していることは魅力的ですが、すべてが自分にとって必要なわけではないこともあります。例えば、オートロックや浴室乾燥機などが必ずしも必要でない場合、そのような設備を持たない物件を選ぶことで、コストを抑えることができます。
5. 家賃交渉を試みる
気に入った物件が見つかっても、家賃が少し高いと感じる場合には、家賃交渉をしてみる価値があります。特に閑散期や人気の少ない物件では、家賃を下げてもらえる可能性が高くなります。
良い物件を逃さないために
良い物件を見つけても、他の人に先を越されることもあります。物件を逃さないためのポイントを3つ挙げてみます。
1. すぐに内見を予約する
良い物件はすぐに決まってしまうことが多いため、気に入ったらすぐに内見の予約をしましょう。特に繁忙期では、物件の動きが非常に早いので、即行動が重要です。
2. 現地集合が可能か確認する
ネットで物件を探す際は、現地集合が可能かどうかを確認すると良いでしょう。現地集合が可能な場合、その物件が本当に空いている可能性が高いです。逆に、店舗への訪問を強く勧められる場合は、他の物件を紹介される可能性があるため、注意が必要です。
3. 申込書類を準備しておく
内見後、良い物件が見つかった場合は、すぐに申し込めるように必要な書類を準備しておきましょう。特に連帯保証人の情報や源泉徴収票などが必要になることがあるので、事前に準備しておくとスムーズに進められます。
まとめ
理想の物件探しは簡単ではありませんが、少し工夫することで希望に近い物件を見つけることができます。家賃や設備、駅からの距離など、どこを優先するかを見極め、妥協できるポイントを明確にして探すことが大切です。繁忙期を活用したり、築年数にこだわらず探すことで、思わぬ掘り出し物件に出会えるかもしれません。
物件探しに疲れてしまった場合でも、諦めずに工夫を凝らして探し続けることで、理想の住まいに出会える可能性は広がります。
